あなたは仕事覚えは早い方ですか?
いつまで経っても仕事が覚えられず上司や先輩のアタリがキツい気がする…
きっと私の物覚えの悪さにあきれてるはずだ…
でもそんな簡単に覚えられるような仕事じゃないし…
しかも一度に詰め込みすぎでしょ…
そもそも教え方に問題があるでしょ…
確かに教える方にも得手不得手がありうまく教えるのが苦手な人がいます。
先生にも人気不人気があるのと一緒です。
ただ誰に教えてもらっても毎回教え方が悪いと言っている人がいればそれは要注意です。
実際人間の記憶力というのは今昔のパソコンのメモリの様に劇的に差があるわけではありません。
人自体にそんなに脳の記憶力に差はないのです。
であれば、覚え方に差があるのかもしれません。
でも教わる場で真剣にメモを取っているのに…と真面目に聞いている人ほど実は陥りがちな罠があります。
どうすればいいのか? それは…
今回は仕事が覚えられない人がやっている教わり方と改善するために努力する方法を考えます。
今回のヒントをお伝えします。
教えてもらう事に集中してますか?
はあ?ちゃんと聞いてるよ!と思いましたね
ではなぜ遅いのかを一緒に考えていきましょう。
なぜ仕事を覚えるのが遅いのか?
仕事が覚えられない、また覚えるのが遅いという悩みは本当に多いです。
20代の仕事の悩みランキングでは常にトップ3に入る悩みなのです。
つまり皆仕事が覚えられなくて悩んでいる人が多いという事です。
じゃあ皆物覚えが悪い?いや、教える側のレベルが落ちている?
どうやらそれだけではなさそうです。
でもあなたも教わるときは真面目に聞いてましたよね?いや真面目に聞いているからこその悩みですよね?
一方同僚でも真面目に聞いて無さそうに見えて物覚えが良い人っていませんか?
記憶力が良い?要領が良い?しかし人間の記憶力はそんなに大差があるものではありません。
では何が違うのでしょう。
もしかして覚え方に差があるのではないでしょうか?
その要因をいくつか挙げていきます。
その1 メモに夢中になり話が頭に入ってない
今日は上司に時間を取ってもらってる。
上司に一回しか言わないからな…と重めのプレッシャーをかけられました。
上司の言う事を一言一句逃さないぞと、内容を必死にメモします。
教わったことを忘れずにメモするのはビジネスの基本だ!と教わっていても、どこをメモすればいいのか何が大切なのかもわからない
上司の一言一句を夢中でメモしていきます。
そうすると段々パニックになりもうメモにしか意識が集中しなくなっていきます。
あ、字を間違えた! 慌てて消しゴムもしくは斜線で消そう、あーなんか汚くなったなあ… どうしよう
あれ? 今なんて言ったんだろう… 多分こんな感じかな? いや違うかも…
えーっと、だんだんわからなくなってきたぞ、でもここで上司にちょっと待ってくださいと言う勇気が無い…
だんだん殴り書きになってきて、もはや単語の羅列にしかなっていません。
で、後で見返して…
あれ?これ何書いたんだっけ?
ノートには謎の単語の羅列、それを見返したところでなんだっけこれ?
あとはこの単語から何かを導き出すしかないのです。
上司に聞くわけにもいかないし…
これは書くのに夢中になってしまってる典型的なパターンです
学生時代に黒板の板書に夢中になったり、ノートをきれいに書くことに意識がいってしまって肝心な内容が頭に入ってないパターンと似ています。
これでは覚えられるはずはありません。
その2 知らない事を知らないと言えない
これは覚えが遅いと思っている人の中でもちょっと自覚がある人もいるのではないでしょうか。
・何回も聞いたら申し訳ない…
・ここでわからないと言ったら周りに笑われる…
知らないことを知らないと言えないと当然ですがわからないまま先へ進みます。
そしてメモを見返すともうただの暗号文です。
結局そのまま仕事に入ってしまいます。
で上司に前説明したでしょと嫌味を言われてさらに聞きづらくなりドツボへはまっていきます。
なので最初に教わる場で積極的に恥をかいてでもわからないところはその場で質問しましょう。
上司自身もその場で聞き返してくれるのは教える立場としても習熟度が確認できてありがたいのです。
その場で質問せずわかったふりをして失敗した場合は上司の怒りのボルテージの上がり方が尋常でなくなるでしょう。
そして上司はこういうはずです。
なぜ教えた時に質問しなかったんだ!と
その3. 教わったことを復習していない
正直教わるのも疲れますよね?
一通り教えてもらって、はあ…終わったとほっとするでしょう。
あー次からちゃんと出来るかなあ そんな不安と疲れでそのままにしてしまう。
あ!ちょっと待って! ちゃんと教わったことを復習していますか?
もしメモに夢中で意味が分からないことを書いても教わってすぐ復習すればまだその暗号を解読できる記憶が残っていたかもしれません
しかし教わったあとに疲れと緊張感が切れたことで…
まあ、なんとか行けるだろう!
と復習もせずにメモをしているからといって完全放置してませんか??
なぜかこういう時だけ究極のプラス思考を発揮!
しかし人間の忘れる力を侮ってはいけません。
エビングハウスの忘却曲線によれば20分で42%を忘れさらに1日で67%の記憶を忘れると言われています。
であれば1週間後はおそらくほとんど覚えていないでしょう。
復習をしていないと忘れるのです。
いま書きなぐったメモでも、まだ数時間であればなんとなく覚えているものです。
教わるというのも頭をフル回転させて疲れているでしょうがそこはもうひと踏ん張りしましょう。
ちゃんとメモを清書するなどをしてもう一度手順を確認することで頭への定着率はぐんと上がるのです。
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仕事を覚える方法
では、仕事を覚える方法はどうしたらいいのでしょうか?
今3点をあげましたがこの逆をすればいいのです。
え?メモを取らない?そうではありません。
少しやり方を変えるだけで覚える力がみるみるつくようになります。
その1. 聞く事とメモを取ることに集中する
上司に教わるのであればまず「聞く事」と「書く事」をしっかり分ける事です。
メモを取る前にしっかりと聞くことに全神経を集中させて下さい。
上司が言い終わった後に今度は集中してメモを取ります。
1対1で教わっていればメモをしている間に先に進まれてしまう事はまずないでしょう。
何人かで教わっていても、仕事をしっかり覚えられる人はちゃんと質問しメモの時間もしっかりお願い出来る人です。
聞くときは聞く、メモを取るときは取る、それぞれに集中するのです。
その2. 不明点は臆さずちゃんと質問をする。
あなたも学生時代のアルバイトなどで新人さんに教える機会などはあったでしょう。
教えていて何も反応がないとたぶんこう思うはずです。
あれ?本当に理解できたのかな?
でも自分が教わる立場になるとここで質問して大丈夫だろうか?
結局質問できず終わってしまった…
教える側からしてみれば「ここで質問が来ないのがおかしい!」と思っているかも。
そこでもしちゃんと質問をすれば「そこわからないよな~ 俺ももそうだったよ~」って上司が思ってくれるかもしれません。
逆に聞かれずわかったふりをされて、後で出来ないと言われた方がきついです。
ですからわからない所は、ちゃんと質問しなければダメです。一対一ならなおさらです。
何人かで聞いていて、ここで聞いたら恥ずかしいとのいうのであれば終わった後にそっと聞きに行きましょう。
「聞くは一時の恥」と言いますが、聞かれる方からしてみればはよくぞ聞いてくれた!と思いますけどね。
その3. 教わったことは出来るだけ早く1回復習する。
先ほども忘却曲線の話をしましたが、学生の時も「復習が大事」と言われてきた方も多いでしょう。
人間は忘れる動物なのです、早いうちに復習をしておけば不明点も忘れずに聞きに行くことができます。
これはカナダの大学の研究結果ですが、学習した24時間後に10分間の復習をすると記憶は100%蘇るという実験結果が出ています。
しかもその復習は1週間以内に5分間だけすればまたすぐに蘇ると言われています。
そして1か月後に2~4分位復習すればまたそれも蘇ると言われています。
それを考えると最初の復習がいかに大事かと言うことがよくわかりますよね。
通勤時間や隙間時間を惜しまず少しだけ時間を取り復習を頑張りましょう。
「出来る」と思っているから任せられている
おそらくここまで見ていただいてもいやいや、教え方が悪い!いやそもそもさ
こんなに覚えられない仕事を私に任命するのが悪い。
こう思ってしまってはダメですよ。
謙虚がすぎますよ
出来ると思ってるからあなたに仕事を教えているのです。
そもそも出来ないだろうと思っている人には仕事は任せません。
そしてあなたに仕事を任せようと思った上司や先輩に対して失礼です。
もちろんどうしても覚えられないこともありますが、任命をしてくれた方へのせめてもの義理として任された仕事に対しては真摯に取り組もうとしましょう。
まとめ
仕事を覚えるための3か条です
・わからないことは素直に質問する
・教わった後は復習をする
出来ないと思われている人には仕事を教えません。
皆さんは就職・転職を控えて、新しい会社の入社にあたって頑張ろう!と思う反面どんな雰囲気の会社だろう…馴染んでいけるだろうか?と不安も大きい事でしょう。特に自分の中で人見知りという自覚が強い方、転職出来たけどで前の会社の様に[…]