え?また!? マジ?で辞めるって?… 次は誰だろうか…
このご時世業績が厳しく人員整理や希望退職などをする会社も多く出ています。
どんどん社員が辞めて行ってしまう会社ではよく聞くセリフです。
ただ、会社を辞めると言えば仕事についていけないとか人間関係などでなじめないなどの理由が多いと思いがちですが
もう出来る奴から辞めてるじゃん、うちの会社大丈夫か!?
ってなっていませんか?
社員が次々と辞めていく状況や希望退職などを募ると大抵出来る人から辞めていきます。
ではなぜこんなことが起こるのでしょうか?
だって出来る社員ほど居心地が良さそうで活躍出来ていて、上司に褒められているのに辞める理由なんて無いじゃない!?
いや、その逆で出来る社員ほどあちこちから言われ辞めて行ってしまうのです。
なぜこういう事が起こるのかを今回は検証します。
なぜ出来る人から辞めていくのか?
なぜ仕事が出来る人から辞めていくのでしょうか?
仕事が出来るという事は会社にも認められていて将来も約束されているはず…
なんでも出来て皆に尊敬されるのであれば逆に居心地がいいのではないか?と思ってしまいそうですが。
出来る人は出来る人なりに社内でこんな苦労をしています。
あなたもこんな思いをしていませんか?また出来ると呼ばれる人からこんなようなセリフを聞きませんか?
仕事量が割に合わないと思っている
仕事の出来る人は会社内ではその人の仕事自体がもはやブランドと化してきます。
・彼も今回のプロジェクトにひとまず入れておこう。
・部長も彼の意見ならOKを出すだろうから部長の相手は彼にしてもらおう。
などと売れっ子状態になり当然その分業務量も増えるわけで多忙を極めます。
当然残業も増えるでしょうし忙しそうにしている彼の横を同僚が飲みに行くぞ!と楽しそうに帰って行きます。
「忙しそうだな~頑張れよ!じゃあおっ先~!」
と毎日のように同僚が帰っていってしまったら…
同じ給料にわずかな残業代と引き換えに毎日暇そうな同僚の姿を見ていたら不満もたまります。
彼は好きで忙しくなったわけではありません。
給料が同僚と同じなのは納得いかないと!上司に愚痴を言った所で
「あんな同僚どもと比べるな、お前は上に上がる人間なんだぞ」
こんな上辺だけの言葉だけをかけられて終了です。
上司の言葉など取り繕っているだけだと出来る社員ならすぐ察するでしょう。
であれば他の会社に行った方が自分を生かせると思うのは当然です。
上司より優秀で馬鹿らしくなる
そんな上辺だけの事を言う上司も含め上司自身に難ありの場合は出来る部下は苦労します。
なぜなら部下の言葉を受け止められる能力がありません。
お互いに意見を交わしあって進んでいければいいですが、世渡りで出世したようなタイプでは優秀な部下は議論も出来ず出来る部下が納得できる判断も決断も出来ず、部下は不完全燃焼になります。
で、部下をもてあまし説得も出来ないと悟った上司からはこんな発言が飛び出します。
「もう文句ばかり言わずに言われたとおりにしてくれよ!」
これはもう出来る部下へのやる気を確実に打ち砕く必殺ワードです。
出来ない人をかばわなければいけない
出来る社員は多くの仕事を抱えています。
定時を周り今日も帰れそうもないと途方に暮れた時…
横で「お先~」と軽快に帰って行く同僚のA
同僚Aは仕事が出来ず、彼に大事な仕事が回って来る事はありません。
Aがそれを危機と感じて努力する姿勢を持ってくれたのであれば応援したいという気持ちはあるでしょう。
しかし彼はむしろ今の状況に甘んじており、出来る同僚に仕事が集中している事をむしろラッキーとすら思っているでしょう。
給料は同僚なのでAとほとんど変わりません。
なのに同僚Aが仕事が終わらなければ出来る彼が上司に呼ばれ
「おい、Aを手伝ってやってくれないか?」
とこういう話になるパターンが多いのです。
同僚Aの仕事ぶりが心配な上司が出来る彼に手伝わせる事で上司自身が安心したいのです。
出来る彼は出来ない同僚Aの尻拭いを当たり前の様にさせられます。
これでは出来る彼はやる気を無くして当然です。
他社にスカウトされる
優秀であれば取引先様など外部の評判も良いでしょう。
「ぜひうちに…」なんてこともあるでしょう。
最初は冗談かリップサービスで聞いているでしょうが、会社に不満がたまってくると本気にしてもおかしくはありません。
優秀であればそんな声がかかってくることも多いのですからね。
「ほかの会社でもやっていけるかも…」
「もっと給料がもらえるところもあるんじゃないか」
そう考えだしたら、他社に行ってしまうかもしれません。
最近はそのような転職エージェントも多くあります。
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希望退職などは「出来る人」から辞めていく
昨今のこのご時世、業種によっては大変厳しい業績になっています。
当然業績が悪くなると「希望退職」などで危機を乗り切ろうという企業も出てきます。
ここで希望退職制度に失敗してしまう企業の典型例とはなんでしょうか?
ここまで来たらわかるかと思いますが
「出来る人から辞めていく」ということです。
一方、辞めてもどこも採用してくれない、もしくは今の状況を甘んじているような人は辞めるわけもなく会社にすがりつきます。
仕事の出来ない人というのは、なんとなく自分の実力を認識しており例えるなら自分がボートのオールを縦に入れて漕いだふりをしているのです。
つまり、少数精鋭でやっていかなければ会社が生き残れない状況になっているのに会社の意図と反対の事が起こります。
ですので最終的に「希望」と言いながら、希望するのは本人ではなく「会社の希望」退職と化すのです。
このように出来る人ほど、会社に不満持っていれば簡単に去ってしまうのです。
出来る人はなかなか不満を漏らすことはありませんが、出来る人ほど不満は無いだろうと思ってしまってはいけません。
むしろ出来ない人ほど色々な理由を付けては文句をいい、手を離せない存在になるのです。
出来る人が辞めない会社づくり
このように出来る人ほど会社を退職しないためにどうすればいいのか?
その人の給料を能力に見合うように上げてあげましょう!
でもそれが出来れば苦労はしません。
じゃあ今出来る事は何か考えてみましょうか、どうするかというと…
出来る人ほど出来るから大丈夫だろうと放置せずケアすることが大事なのです。
出来ない人ほど見張るという事ではありません。
一方出来ない人は少し突き放して放置です。
彼らが少し位やる気を無くしたり失敗したところで特に大きな影響はないはずです。
出来ないふりをして逃げている人もいます、最低限のケアだけを突き放し気味にして危機感を与えましょう。
ただハラスメントはダメですよ、そのように扱った所で対して彼らの働きは業務に影響を及ぼさないはずです。
だって大きな仕事なんかさせてないですよね?
出来る人は上記の様にさまざまな仕事をかぶせられて仕事が出来るだけに色々な理不尽を強いられます。
最悪なのは出来る人を「昇進・評価」をチラつかせれば動くだろうという考えのもとにマネジメントする事です。
出来る人ほど何か困っている事は無いか?を常にケアをしてあげて、ちゃんと公平に見ていくれているという事をすべきです。
出来る社員ほど悩みを抱えます、出来るだけに干渉されるのを嫌がる傾向はありますのでさりげなく進める道を作ってあげて見守ってあげるのが一番能力を発揮できる方法です。
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公平感を感じる職場づくりを
出来る人もやはり人間です。
働きに合わせて頑張れば頑張った分のお給料をもらいたいというのは当然の思考ですよね。
隣で暇そうにしている同僚社員と同じお給料でもよし、俺が頑張るからゆっくり休んででくれ!というような社員の方が奇特です。
まとめると
・出来る社員ほど、仕事の大枠だけしっかり見てあげて、公平感が保たれるようにしっかり見てあげるべき。
・逆に出来ない社員ほど、ケアしなければいけないと思いがちだか、突き放して危機感をあおった方が良い。
・出来ない社員ほど、出来る社員にちょっかいを出し彼らのやる気と公平感のバランスを狂わせるので、そうならない様に見張っておくべき。
キーワードは「公平感」です。
出来る人が公平感を無くさない様にしっかりとケアしておきましょう。
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