サラリーマンとして組織人として働いているのであれば目指したい高み
出世は男の夢などという言葉もある通り、昇格昇給試験は気合を入れてのぞみたい所
昔ほどなにがなんでも出世したいという世の中ではなくなりましたが
給料と役職が上がるというのは魅力であることには変わりません。
ただ、昇格試験というものは学科だけではなく面接や周りの評価など会社によってさまざまな評価方法があり
いわゆる学校のペーパーテストの様にただがむしゃらに勉強していればいいというものではありません。
姿勢や普段の振る舞い1つでも変ってきます。
そんなわけあるかい!と思ったそこのあなた、姿勢という所からももう評価に入っていると思ってください。
今回は受からない人の傾向と勉強の仕方を考えていきましょう。
という事は受かるためにはこの逆をしていけばいい事になりますね。
また受かる人に共通する考え方や勉強法にどのようなコツがあるのか?考察してみましょう。
昇格試験に受からない人の傾向
さて、最初は昇格試験にこれは受からないな…と言われる人に共通する傾向について説明します。
筆者も昇格試験を受ける方の相談をよく受けるのですがこういった質問をしてくる方はまず試験を突破するのが難しいでしょう。
この質問が一番ダメなパターンです。
思わず私から「どうしたいんですか?」と聞き返してしまいます。
まあ「だから聞いているんですよ」って言われるのがオチですが…
「なぜ受かりたいんですか?」位しか返す質問がないので聞くと
なにから手を付けていいかよくわからなくて…
これは質問者に答えを丸投げしているパターンです。
自分の意思を全く持たないので、どの会社でも管理職としては器用されないタイプです。
ですのでこのタイプの方にヒアリングしても答えを持っているわけではないので、
受講生に何と申し上げても「はい」「そうですか…」ばかりです。
わかったのかわからなったのか。
この手の方は答えを持ち合わせていないので
おそらく聞いたことに安心しているだけでしょう。
まず自分の考えや意思を論理的に説明できないようでは管理職に登用されることは無いからです。
どうしたらいいですか?という質問は管理職が「する質問」ではなく「受ける質問」です。
つまり管理職になれば部下からどうしたらいいですか?という質問を受け適切な判断をするのメインの仕事です。
なのにもかかわらずどうしたらいいですか?としか聞いてこない方を管理職にしたいと思うでしょうか?
おそらくこれでは受かることは難しいと思います。
これで受かっても、人に聞かなければ動けないタイプの上司になってしまいます。
自分でも意思を持って動けないのに部下まで動かせますか?
テクニックで試験は受かることはできても実際は受かって昇格してからがスタートです。
受かってから辛い思いをするでしょう。
厳しい事を言うようですが、テクニックで受かった上司の部下になったとしたら部下もなかなかのハードモードになりますね。
RPGでレベルが低いのに自分の力ではすぐやられてしまう無理な場所まで行ってしまうようなものです。
昇格試験に受かる人の傾向
では逆に受かるな…と思う人の傾向とはこんな感じです。
先ほどを同じ質問をしてもこのような感じですね。
私勉強のために〇〇を読んだのですが、〇〇の部分がまだ勉強不足だとわかりました。
〇〇を強化補完する教材はありますか?
さっきの人と何が違うと思いますか?
そう、意思要件が明確なんです。
自らの考えを示したうえで他者の意見を聞こうとしているのです。
これはお互いの時間をかけることなく私も具体的に説明することができます。
私自身も安心しますし、私も伝え方の勉強になります。
ご本人も頭の整理が明確にできているかと思いますので勉強も効率的にできると思います。
ご自分の中で課題をきちんと立ててからその解決の手段として研修を使っている方は定着も早いでしょう。
管理職は部署の課題を発見し仮説を立て解決に向けてメンバーを動かして行かなければなりません。
その中で明確に問題点を自分で発見し明確に意思をアウトプットする力が必要です。
質問一つでも、受かる実力があるかどうか見極められます。
自分で意思をもって受講に来ているかどうかで試験対策講習も全然飲み込みが違うのです。
まとめ
1. 常に自分の意思をもち、仮説を立てておいてから質問すれば相手から明確な答えが出る
2. インプット(人に聞く事や調べる事)だけでなくアウトプット(自分の意思や意見を形にしたり述べる)も意識して行おう。
このような意思をもって試験対策セミナーに来ている方は
おそらく来年残念ながら??試験対策セミナーでお会いすることはないでしょう。
次のステップに行ってしまっているわけですからね。