上司からもっと行間を読みなさい!と怒られたことはありますか?
行間?
そんなあいまいな注意に関してなんのリアクションも取れない人もいるでしょう。
「行間」とは言わなくてもわかっておけというやつです。
また「皆まで言うな」という言葉も使われます。
すべてを言わなくても前後や現状の状態から察しておけということです。
なら書いておけ!と思うかもしれません。
サラリーマン社会は前提条件などですべて言葉にできないこともあり、経験などで察して動く事って多いのです。
今回はこの「行間」とはどういうことなのか?その力を磨くにはどうすればいいのかを説明していきます。
行間を読むって何?
上司から指示をされてもいない事で注意を受けました。なんか納得がいかなくてモヤモヤ。。
なんか納得が出来なくて上司になぜ怒られたのか恐る恐る聞いてみます。
行間を読みなさい
行間?おそらくそれが出来ればよかったのかと思うもまだわかりません。
ますますモヤモヤしますね。行間を読むって何なのでしょうか?
人の隠された意図を読み取る力
特に日本人は自己主張がなかなかできないと言われています。また立場的になかなか言いづらい事もあるわけです。それだけに周りがそれをお互い様で察してあげる必要があるというわけですね。
空気を読む、忖度(そんたく)などの類似語もありますね。
では、行間を読まなければいけない例を1つ
こんな指示がきたらどうしますか?
定時外まで色々言われる筋合いはないじゃないか!
主任には勿論参加できないというよ。大体会社がおかしいよ。主任も定時外なのに参加を聞いてくるのもおかしな話だよね。今度主任に文句を言わなきゃな…
さて、行間を読んだのは… はい当然B君ですね
どこが行間だったのか?で行間を読むにはどうすれば?
さてこの例題ですが、ここに行間の文章が入るでしょう。
定時外に開催されるイベントの為「自由参加」となっています。あなたの上司の主任が恐る恐る聞いてきます。(定時外だから皆に強制できない、だけど課長からは皆参加させるように言われている。ただ私の立場としても参加してといえない、頼むからみんな参加してくれ)「参加できそうですか?」
上の赤字の部分が先ほどの例に書いていなかった行間の部分です。ここをくみ取れるかどうかです。A君はおそらくこの行間を読めていれば、断るにしても参加できない事で上司の立場を理解できた断り方ができたでしょう。
A君の主張はもちろん正論ですし間違ったことは言っていません。ただ主任もそれは重々承知の上でA君に伝えているのです。ここで正義感を振りかざして主任に文句を言っても主任を追い詰めるだけで何もいい事はありません。
B君は主任のつじつまが合わない発言について主任の本心を察することができました。主任の立場を立ててあげたのです。
こういう機会が積み重なっていけば主任はどちらを信頼するか自分が主任の立場になったらわかりますよね。
つまり
主任はなぜこのような発言をするのだろうと考える事が大事
行間を読む方法とは
今回の件で違和感を感じた方もいるでしょう。そもそも定時外にイベントをやる会社がおかしいといえばおかしいです。ただ世の中正論だけでは通らないことはたくさんあります。そしてこのイベントに参加するもしないも言う通り自由なのです。参加したくなければ参加する必要はありません。
ただし数回かに一回でも上司への思いをくみ取れれば、上司とのコミュニケーションもスムーズにいくようになります。上司に少なくても配慮したという姿勢は伝わります。
いくら営業成績を上げていてもA君のような言い方をずっと続けていると評価という点ではあまり良いものになりません。会社は人と人との感情のつながりの部分も大きいからです。
・上司の判断基準を知り、明らかにおかしい場合は何かがあるなと思おう
・上司の指示の仕方がいつもと声色や不自然感がある場合は何かがあるなと思おう
・行間に迷う場合は正論を言うのではなくその意図を聞いてしまおう。
相手の気持ちになって考えることが大事ですね。