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やりがいを感じないと仕事してはいけないのか?

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あなたは今の仕事に「やりがい」を感じていますか?

もし「ある」と即答できるのであれば、そっとこのページを閉じてください。

やりがいのある仕事を日々できていればそれに越したことはありません。

でも、大体の人は即答できないか、あるっちゃあるかな… 位ではないですか?

やりがいなんてどうでもいいし、給料もらえるから働いているだけですけどね。

現実的にはそんな人の方が多いのではないですか? 私はそうでしたけどね。

ただやりがいって普段はあんまり意識しないと思うんですよね。

でも大概やりがいなんて言い出すのはこんな時です。

その時とは…

ズバリ、会社が嫌になっちゃったときです。

おそらく会社で辞めたくなるくらい嫌な時があった時にこう思う人が多いです。

「この仕事のやりがいっていったい何なんだろう…」

いままでろくに考えてなかった癖に急にやりがいという言葉が登場したりします。

そしてなんやんやかんや転職するとして面接に行ったときにこう言うでしょう。

「御社の業務内容にとてもやりがいを感じております」

おいおい、今までの仕事でやりがいなんて意識しとったんかい…と突っ込みたくもなります。

ただ、最近はこのやりがいがあまりいい意味で使われていない場面もありますね。

いわゆる「やりがい搾取」というやつです。

「やりがい」が無い事が「悪」かのように言われ、過重労働で無理を重ねる人もいます。

ただ、そんな思いまでして見つける必要ありますか?

結論としてやりがいなんて無くてもいいではないですか?

今回はやりがいを無理に持つこととやりがい探しに意味はないという事を考えていきましょう



やりがいとは主観的なもの

「やりがい⇒何かをする時の充足感や手ごたえや張り合い」

毎日毎日会社に行って、上司に怒られお客様には嫌味を言われてうんざり。

同僚は皆やる気がないし給料も上がる気配はない、俺って何のために仕事しているんだろう。

あーあ、なんか仕事のやりがいが無いんだよなー となるわけですね。

でも

普段そんなこと意識してました?



それで会社を辞めてしまい、転職の面接に臨んだ際おそらくこう聞かれます。

 

「仕事で一番大事にしていることは何ですか?」

 

「はい!一番は仕事のやりがいです!」

 

ええ?どのお口がそんなことを行ってらっしゃるのか…

筆者も就転職の面接官を担当していましたが、正直この言葉を言われると困ります。

漠然としている割にはそれっぽく聞こえる便利な言葉なのです。

非常に主観的です。

何をもってこの人がやりがいを感じるのか面接官としては分かりません。

つまり仕事のどの部分に「やりがい」を感じているのかもわかりません。

「ではあなたのやりがいって何ですか?」と聞きます。

これがまた言葉に詰まる人の多いことに驚きます

「お客様に喜んでいいただくことです」的に言われたとしましょう。

だったらそれを最初に言えよ…ってなります。



やりがいを持つことの意味

となると「やりがい」を持つことの意味ってあるのでしょうか?

いや、でも会社の採用HPを見ても大抵の先輩語録には「この仕事にやりがいを感じています!」

「あなたもこの会社でやりがいを見つけませんか?」とよく書いてあるではないですか?

会社側にとってはまさに都合のいい言葉で普段は就転職界隈だけでしか聞く言葉でしかありません。

会社は実際社内で仕事をしている中で「やりがい」を感じてるかなんて正直どうでもいいのです。

朝のミーティングなどで「今日やりがいが無い人いますか?」と聞かれることはまずありません。

やりがいの押し売り

でも就転職サイトなどは

今の仕事にやりがいを感じないなら転職しましょう!

とやたら書いてありますね

ただ、次の会社に本当にあなたの言うやりがいがあるのでしょうか?

これで解決できるのでしたら転職すればいいのでしょうが、ただやりがい探し一辺倒では少しリスクが大きすぎます

特に職種にやりがいを感じてないのであれば、転職したところでなにも変わりません。

やりがいという名のもとにうまく利用されているのです。

やりがいの他力本願はやめたほうがいい

お客様に「ありがとう」と言われるのがやりがいですというのもよく聞く意見です。

逆に言えばありがとうと言われないとやりがいが無いという事でしょうか?

意地悪な質問かもしれませんが、ありがとうと言ってくれるのって他人次第です。

他人にやりがいの原動力を持ってくるのはあまりお勧めしません。

承認欲求の塊になってしまいますよ。



改めてやりがいって必要ですか?

そう考えると、「やりがい」って他人次第ではないですか?他人に期待していませんか?

満たされるのはわかりますが、他人をあてにしてやりがい探しの旅にでる必要はあるのでしょうか?

こんなに頑張っているのに私何をしているんだろう??ってのもそうですよね。

評価されてないのは他人次第という事ではないでしょうか?これも他人に期待しているからですね。

それは仕事というのは他人に期待して評価されることもとても大切な動機になりますが、これだけに意識が行くと他人の人生を生きるのと一緒です。

「やりがい」って 必要ですか?

わざわざ探す必要はあるのでしょうか?

やりがい搾取の怖さ

やりがい搾取

「やりがい搾取」って言葉はご存じですか? 

これは企業側がこの仕事はお給料以上にやりがいを感じれる仕事といって、不当に安い給料や不当な環境などで働かせることを言います。

これは最近よく聞く言葉になりましたが、やりがいという事にこだわりすぎると思わぬ落とし穴にはまることがあります。

お前はこの仕事にやりがいを感じていないなんて社会人として失格だ!とやりがいが無い事に罪悪感を持たせ社員をドツボにハメます

充足感を他人の評価や判断に求めていると、それを利用しようとする企業にまんまとつけ入れられてしまうのです。

やりがいではなく自分の軸を持つ

お互いを励ましあうサラリーマン

「やりがい」ではなくしっかりと自分の評価軸を持つようにしましょう

給料が仕事の割に高い!が軸? それで仕事を頑張ろうと思うなら充分じゃないですか!


やりがいを持つことは決して悪い事ではありませんし、やりがいこそが自分の原動力になるというのもそれはそれで尊いことでしょう。 

やりがいを無理やり探さなくても、自分の中で何を大切にするかという軸をもつことが大事です。

まとめ

・「やりがい」を意識して仕事をしている人はそう多くない

・自分の境遇が不満になったときに初めて「やりがい」が頭をよぎるが大抵は他人への期待

・やりがい探しに夢中になるとうまく他人に利用されてしまう

・やりがいなんてものは無くてもかまわない、自分の軸を持とう。

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