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商品企画などの希望部署に配属されなかったら転職するべき?

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明日はいよいよ配属部署が発表されます

やち子さんはワクワクと不安で落ち着きません。

まあでも希望は面接の時に言ったし人事の方も希望は善処するっていってたし

私自身も猛アピールしたもんね!

商品開発か販売促進を希望していたけど果たしてどっちになるかな??

まずは商品開発かな??とワクワクしながら発表の場に臨みました。

ドキドキドキ

人事
それでは発表します
やちこさん 東京第一営業部です

 

はあ??? なんで???

やちこ
面接であんなに言ったじゃん! なんでよりによって営業なの!?

絶対嫌だ! もうやってらんない! 何この会社!と心の中とはらわたが煮えくり返っていきます。

(あー終わったわ)

やちこさんは人事に文句を言いたい気持ちをグッとこらえてこの配属の辞令を受け取りました…

きっとこの時期やちこさんと同じ思いをしている人が多いのではないでしょうか?

たしかに「配属希望」だけど、それを叶えてくれる会社だと思って規定していたのに…

営業なんて大変なだけでやりがいがない、こんな会社入らなければ良かった…

そんな不満を貯めているあなた、是非読んでみてください。

なぜ会社がやちこさんの希望を叶えなかったのか?

でもあえて言いますが今回会社はやちこさんのキャリアの一端として営業に配属したはずです。

つまり希望通りの部署で将来活躍してもらうための第一歩として会社は配慮したとも言えます。

え?なぜと思うと思うのでしょうが会社は敢えて将来のキャリアを想定した部署配置にするのです。

やちこさんのこの配属の例を取るとむしろ最初は営業で正解だったと言えます

商品開発・企画・販促などのいわゆるMD系の部署に最初に配属される方がよほど苦難の道が待っているのです。

今回は希望部署に配属されなくても転職するべきでない理由について見ていきましょう。



配属部署の希望はあくまで「希望」を伝えているだけ

今の会社に入るときの面接であなたのキャリア希望について聞かれた方は多いかと思います。

また新卒でも理系文系など最初からキャリアの道がある程度決まっている職種の人もいますよね。

そして面接で以下のような感じで話されたでしょう。

「御社が開発された〇〇という商品を非常に愛用しております、私も〇〇に携わる仕事を是非させていただきたいと思い志望いたしました」

実際にはもう少しひねって言っているかと思いますがやちこさんが希望していたような商品開発企画や販促系(MD職)の仕事は人気ですよね。

自分が手掛けた商品や企画が世に出るのは大変やりがいを感じる事でしょう。

ただ、結論から言いますと技術職や特殊な採用枠ではない総合職の場合は希望通りの部署に行ける事はほぼありません。

特に商品開発・企画や販促などの言わゆる花形系の部署は新卒からそのまま配属されることはまずないでしょう。

今後のキャリア形成の中で考慮してくれることはあるでしょうが、最初から行ける事はほぼゼロと言ってもいいでしょう。



最初の配属で企画開発販促に配属されない訳

今回営業部に配属されてしまったやちこさん

今回は自分の希望とは違う営業職に配属されてしまいました。

やちこさんは転職まで考えるほど落胆しているようですが会社に悪意はないと言えます。

それどころか会社はちゃんとやちこさんの希望を考慮してくれているのではないでしょうか?

ただ、本人は営業は嫌だ!と転職してしまっていいのでしょうか?

実はMD職に就く上で営業で身につくお客様との交渉能力や市場の声という現場感覚はMD職には必須です。

いやいや、内勤なんだからお客様との交渉能力なんていらないでしょ?なんて声も聞こえて来そうです。

それは違います。

内勤になると「お客様」は社内の各部署になります。

自分で企画開発した商品は自分で販売するわけではありません。

自社の営業などの販売部門が売るわけですが、まずは商品を売ってもらうためのプレゼンが必要です。

営業さんが「よし!これなら売れるぞ」というためにはまずはお客様や営業の立場に立った言い方が必要です。

そのためには営業を経験しているのとしていないのでは営業に伝わる説得力に雲泥の差が出ます。

また外部のベンダーやバイヤーなど原材料を供給してくれる人との原価交渉などの交渉能力も必要です。

とても新入社員がいきなり出来る仕事のレベルではありません。

会社は営業のスキルをまずつけてもらいMD系の職種に配属しても困らない様に配慮したとも言えます。



MD部署に向いている人と必要なスキルとは?

では、このような花形のMD関係の部署に向いている人とはいったいどんな人でしょう?

一言でいうとこうです。

プロダクトを論理的に説明し不特定多数の人に納得させられる人」

これが出来る人は活躍できます。

MDは社内はそれこそ役員から営業部まで幅広い調整能力が求められます。

自分の好きなものを作成すれば役員がすごいねえと言って営業が何も言わず売ってくれることなどありません。

また、これだけは勘違いされやすいですが

社内の方針や決められた価格に沿って商品を開発販売しなければならず決して自分の作りたいものを好き放題作れるわけではありません。

もっと意地悪に言えば、自分の作りたいものなどほぼ作れないと言った方はいいかもしれません。

その制限のなかで商品を企画し、ベンダーにも協力を得ながら社内の納得も得てようやく商品化するのです。

営業力や交渉力などの地力が無ければ当店つとまらない仕事です。

では一番向いていない人はどんな人でしょう? それは

「マニュアルや決められた仕事をを忠実にこなす人」

これは営業職などの職に就く人には向いているかもしれませんが、MDの仕事はそれだけでは力不足です。

なぜならマニュアルを作る立場であり、誰かに聞けば解決できる(答えのある)仕事ではないからです。

形の無い物から形を作り周りに浸透させられる人が向いています。

論理的思考・コミュニケーション力・当事者意識などサラリーマンの必要なスキルがほぼ必要と見てもいいでしょう。

ですから花形でありそれなりのスキルが必要なのです。

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まずは配属された部署でスキルを吸収する

わかったわかったという所で、じゃあ希望と違う部署に配属されたらどうすればいいの?って?

せっかくその会社と出会ったのですから、配属された部署でスキルを吸収すべく仕事を覚えていきましょう。

将来希望した部署につながるように色々な知識を吸収していくのです。

実力が付けば、希望した部署への売り込みをきっかけに誘われたり異動をさせたりしてくれることがあります。

つまりどういうことかというと

今担当している仕事に真摯に従事する

会社は色々な部署がそれぞれの役割を全うして成り立っています。

希望していない部署に行けないから転職を考えるというというのはもう引退まで間もない中高年が考える事です。

20代はもがきながら社会人の基礎を身に着ける事を進めます。

ただ、実際にMD系の部署に就いている人はそもそも希望していない人達が多いようですけど(筆者も含め)

その与えられた仕事の中でたのしさややりがいを見つける事はよくある話です。

さあ、配属された部署で一花咲かせてみませんか?

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