忙しいのに…やることがあるのに…仕事を断れない…
今日も残業だー もう嫌だ!! と日々仕事に追われている人の何と多い事か。
もしくはあまり考えずに仕事を安請け合いして気づいたら締め切りに追われてしまいとんでもない事に…
世の中「断る」事が苦手で悩んでいる人が多くいます。
上司や先輩の仕事を断るなんてそんなこと出来るわけがない!
確かに上司に嫌われたら今後の評価に大きく響きますよね。
とは言え夜遅くまで残業し休みの日でも仕事して…くそ、同僚の鈴木は全然そんなことないのに!と不公平感を感じているでしょう。
今回は仕事を断るのが苦手な人がうまく断る方法を考えていきましょう。
このスキルを身に着けておかないと、今後上位職になると増えていく仕事についていけなくなります。
仕事を断われない人の特徴とは?
まず仕事がどんどん回ってきてなぜ俺ばっかり!?と思っているあなた。
なぜならあなたが仕事が出来る人だからです。
仕事が出来る人に頼んだ方が確実ですよね?
レストランでも口コミが上位の店なら並んでも食べたいのと一緒で良い仕事をする人には人気です。
いやいや、同僚と給料一緒なら断れるものなら断りたい… でも出来ない!
なぜ上司から依頼される仕事が断れないのでしょうか?
断わったら上司の態度が変わりそうで怖い
サラリーマンたるもの上司の命令は絶対である!!
こんな体育会系を地で行く会社もまだまだあるのが現状です。
ただここまで公に言わない会社であっても、役職というものがあるのであれば「指示=命令」と言っても過言ではありません。
社長以下全員フラットな組織であれば別ですが指揮命令系統がなければ組織の秩序は保てないのです。
責任感の強いあなたなら、指示は絶対です、どんなに忙しくても色んな感情が頭をよぎります。
自分に任せてくれようとしている信頼、困っている上司、心証を悪くすると今後の評価に響く…など色々な事が頭を巡ります…
定時間際に上司に呼ばれ今日中に何とか頼む!とお願いされれば、たとえ今晩の友人との食事だろうと家族との誕生日のお祝いだろうが彼女とのデートだろうが何をも優先してその目の前の上司の指示に尽くしてしまう…
もうこんな自分が嫌だ!!断れるものなら断りたい!
評価なんてどうでもいいぜ!と息巻いていたり、上司の頼まれ事をのらりくらりとかわして帰る同僚が羨ましく恨めしく思うのです。
仕事の見積もりが甘い
このタイプの人はいい意味でイケイケ悪く言うと何も考えてないという事になります。
とりあえず何とかなるだろうと思って何も確認せずにいいよ!って仕事を受けてしまう人です。
このパターンは断れないというよりも、断らないに近い感じですが大元には断ったら申し訳ないという上司や同僚への気遣いがあるとも言えます
上司の気持ちを考えすぎている
せっかく自分に上司が仕事を頼んでくれたのに断ったのでは上司はさぞやショックを受けるだろう。
自分が上司だったら部下に仕事を断られたら泣くわなどと上司に感情移入をしてしまって断れないタイプです。
とてもやさしい部下ですが、もしかしてたまたまあなたがいたから頼んだだけかもしれません。
あなたが断れば別の人に頼むだけかもしれません。
上司に気を遣ったところで必ずしも上司があなたの事を気遣っているとは限りません。
皆さんの仕事悩みの種の中で「上司」という方は多いのではないでしょうか?上司の親父ギャクやノリがしんどい程度ならまだ我慢できるでしょうけど上司がパワハラ的な発言をするなど、あきらかに問題がある上司だと本当に会社が苦痛なものにな[…]
仕事を断らずして良い仕事は出来ない
仕事を断らずにすべてをやろうとする姿勢が上司の胸を打つなんて思っていませんか?
否!
たしかに上司の受けはいいかもしれません。
しかし時間は有限ですべてをやろうとするとすべてが中途半端になります。
昼食時にものすごく混んでいるレストランに行って、注文したものも全然来ないしきても盛り付けが雑だな…と思った事はありませんか?
仕事が混んでくると同じように質が落ちてきてすべてが雑になってきます。
雑な仕事はトラブルを招きそのリカバリで増々仕事が増えていき負のスパイラルに落ちていきます。
仕事を断るよりきついお説教が上司からあるかもしれません。
こんな事なら最初から断っておけば良かった…なんてことになりかねません。
その為には自分の作業容量を正しく把握し、出来ないと思った仕事はきっぱりと断る必要があるのです。
断らず断ってみる
言っていることは分かるけどじゃあ実際上司の目の前で断ることができるのか?。
きっとあなたはそう思ったでしょう。
やりたいけど出来ない!を前面に押し出して行きましょう。
気持ちだけは「決して断る気持ちはありません!」という気配を前面に押し出していきましょう。
やりたいんですけど…とっても残念ではありますが…的な感じです。
課長から、悪いけどこの件急ぎでやってもらえる?と言われたらこんな感じで返しましょう。
お客様がお待ちになっていて、確実に仕上げたいんです
依頼いたただいた件やらなければいけないとはわかっているのですが・・・
〇時には帰宅すると伝えてしまったばっかりで…もし本当にお急ぎでしたら
出来るところまではやっていきます。
やりたい気持ちはあるけど、優先しなければいけない事がある的な感じで。
やりたい気持ちなんかさらさらなくても、残念そうにしましょう。
大抵は「じゃあ、〇〇君にお願いするよ」か「そうか~なら明日でもお願い出来ないか?」と言ってくれます。
これで「それでもやってくれよ!」と言われるのであれば本当に急ぎなのでしょうが上司の仕事の仕方に問題があります。
1度や2度ならいいでしょうが、毎度の事であればあなたの仕事量すら把握していないダメ上司です。
どうしても断れない場合は、同僚なども頼ってみましょう。
あー終わらない!毎日仕事に追われてばかり…きっと私の頑張りが足らないからだわ!もっともっと頑張らなくっちゃ!!!こう思って毎日頑張っている人も多いのではないでしょうか?でもふと思いませんか?どこまで頑張ればい[…]
上司のプライドを傷つけない
断るときは、上司にも多少はやむを得ない事情がある場合もあります。
故意に帰らせない様に指示をする上司でない限り、上司も多少は指示に負い目がある可能性もあります。
ですから上記のような断り方をすれば上司も溜飲が下るのですが、断り方を間違えると上司も感情的になります。
「ちょっと忙しいんでできません!」なんて断り方をほかの部下のいる前でされてしまったら上司も面目は丸つぶれです。
部下としては上司に言ってやった!としたり顔ですが、あとで手痛いしっぺ返しを食らう事でしょう。
上司の言い辛い気持ちも考慮して断ると口調に残念さが増し上司のプライドも保たれるのです。
断りすぎに注意する
おお、これで断る事が出来そう!と何もかも断る事はやめましょう。
冒頭にも言った通り仕事は出来る人に集まるのです。
質の高い仕事を確実にするためにできない仕事は断るのです。
これに味を占めて仕事を断りまくっているとそれこそ仕事が無くなります。
断れる人が成功する
でも残業や休日出勤で対応すればいいからまあしばらくは断らなくても仕事が回るから大丈夫と思った方は要注意。
仕事は出来る限り業務時間内に出来るよう今の内から訓練することが大事です。
最近のコンプライアンスの事例にもある通り残業や労働時間管理はどんどん厳しくなっていきます。
限られた時間で効率よく仕事が出来る人が必要とされているのです。
そこまでの頑張り屋であればおそらく管理職などに昇進することになるでしょう。
ただ、今ですら時間のすべてを総動員しているのに昇格昇進した場合は確実に仕事は増えます。
今のまま断らずに仕事を続けると確実に破綻するのです。
ですから今のうちに仕事の取捨選択と優先順位のつけ方、ちゃんとした断り方を会得しておきましょう。
仕事って、忙しい時に限ってどんどん仕事が入って来ますよね。仕事って出来る人に集まってくるものですからありがたいのかもしれませんが。この世の中「何をしたかより誰がしたか」の時代だから忙しい人はどんどん忙しくなっていきま[…]