今回から自らの社会人経験を元に「職場奮闘記」というカテゴリーで私が社会人生活で失敗したことや教訓として得てきたことなどを書いていきます。
自慢できるような社会人生活ではありませんので、同じ轍を皆さんが踏まないように参考にしていただければと思います。
今は現職で研修講師として受講生の方に管理職の考え方をお教えする立場にまでなりましたが
決して自慢出来るような模範的な社会人生活を送ってきておりません。
逆に失敗談で講義中笑いを取っているようなタイプの講師です。
ご自分の経験談と照らし合わせてこんな人もいるんだ…で読んでいただければありがたいです。
今後の就活の反面教師にしてください。
就活のことを忘れバイトに明け暮れた日々
学生時代に明け暮れるものの定番といえばそう、バイトです。
私は当時浦安にある某巨大テーマパークのキャストとして働いていました。
本当に忙しいんです。
時給だけで言うと割にあいません。ただ大きい施設だけあって本当にいろんな人が働いています。
そういう人たちとの出会いが本当に楽しくて、シフトに入りまくりバイトが終わっては、深夜まで近くのファミレスに入りびたりです。
仲間でおそろいのTシャツを作ってインパーク(ゲストとして遊びに行くこと)したり、皆で旅行にいったり本当に学生生活を謳歌?していました。
なので夢中になりすぎて仲間は就職活動の真っただ中だというのに私だけ本当に何もしていないんです。
就活はおろかもう学生である事も忘れかけています。時代はバブル崩壊直後の非常に厳しい時代でした私たちの年は高校を卒業した次の年にバブルがはじけました。
高卒組で就職できていた企業は大学卒業組には高嶺の花となっていました。
そんな時代なのに、本当に自覚がありませんでした。
大変な就活から目を背けていたわけではありません、本当に忘れていたんです。
たまに行く学校で「おまえ就活やってんのかよ!」と聞かれます。
もはや卒業することすら危うくなっています。
まあね、と適当に返しますがまったく心配はしていません。
資料請求くらいはしています。が、それで満足でした。
それでやった気になってたのを見かねた友人が「今度会社説明会があるから一緒に行こう」と誘ってくれました。
私が車好きなのを知って、自動車ディーラーの説明会に誘ってくれたのです。
今でもありますが、「月刊自家用車」という雑誌でX氏の値引き大作戦という購入者が一円でも多くいい条件で車を購入するというコーナーがありました。
その紙面上でディーラーマンとお客様の手に汗握る値引き交渉記が大好きでした。
楽しそうだなと思いました。
誘われるがままに行った会社説明会
さて当日が来て特に緊張をした記憶もなく、履歴書も持って行ったか覚えてません。
会社説明会自体が初めでよくわからなかったのですがこんなに静かな場なのか…とも思わず友達にしゃべりかけまくってました。
今考えるとここでの態度も選考に入るんですね。
一通り説明を聞きました。で
車好きには最高の環境じゃん! よくないか!?
そうです。何も考えていませんからもう数社回って考えてみようとか、ほかの業界も見てみたいなとかの思考が出てきません。
考えるとかではなくもはや直感でしかない。
いい!ってそれどころか
もはや天職だぜブラザー…
すっかり目がハートになったところで説明会は終了します。
説明会が終わったところで私と友人が人事の方に呼び止められ2人の耳元でこうささやかれました。
「あの、お2人は面接のご案内がありますのでそのまま残ってください」
おいおい、よほど気に入られちゃったよ!おいおいどういうことだよ。
そういえば今日の参加者で男性は私と友人の二人きり。。
今考えると男性が欲しかっただけなのです。
当時は男性=外回り営業 女性=ショールームレディというような時代でした。
それもわからず、自分が天性のオーラでもまとっていたのかとすっかり感違いしていたいのでしょう
もう気持ちは入社したも同然です。
完全に調子に乗っています。
就活楽勝じゃん!!
そして内定
こうして、後日面接に行き内定をいただきました。
私は快諾しトータル3日の就活が終わりました。
(説明会1日 面接1日 合説1日)友達に誘われたから、車が好きだからというそれだけの理由で個人営業の厳しさも業界分析も何もせず
ほぼ直感で入社を決めてしまったのです。
就活なんて簡単だってね、完全に舐めくさってますよ。
ネットなんてない時代。
今だったらネットで会社の情報や就活掲示板すら一切見ず入社するのと一緒です。
入ってから「こんなはずではなかった」というのは目に見えていますが当時はもう行き先が決まった安堵感しかありません。
不景気にこんなに簡単に内定をくれる会社はどんな会社なのかという考えすら及びません。
ここから卒業に向けて、学校に通う日々です。
だって、会社が俺を待っているもの、卒業しないと!
こうして残りの半年バイトに明け暮れて 惜しまれつつ(←これほんと)退職です。
本当はここでずっと働きたかったですが、正社員枠はとんでもなく狭き門でした
とにかくまだこの時は入社してから厳しい社会人としての教育があるとは全く思っていませんでした。